富士山調査巡検

教員1名と学生3名(他大生1名含む)が,8月4日~7日に富士山を訪れました.
富士山の永久凍土の変動と分布を明らかにする調査の一環で,さまざまな手法を用いて山頂部の地盤の特性を調べました.

標高3776m,剣ヶ峰にて.まさに雲上の世界です.以下“もっと読む»”にて,調査のようすを紹介します.

調査の一部.金明サイトでの簡易透水試験.表層物質の透水性を,“サンプリング→持ち帰る”ことなく,現場にて測定ができる測器を用いています.天気はあいにくの霧雨.


午後になると,途端に晴れてきました.さっきまで見えなかった周辺の地形が見渡せて,学生の私(猪股)も元気度急上昇でした.天気の好転をきっかけに,電気探査を開始.


十年ほど使用されている,数々の過酷な現場を乗り越えてきた測器.どうか機嫌よく働いてくれますように…


西側のピークのひとつでも電気探査を実施しました.山頂火口外縁はとくに風が強く,盛夏にもかかわらず寒さを感じながらの作業でした.


強風に耐えながらも,山麓方面を見渡すと,側火山が北西方面に並んでいるようすがみられ,富士山の特徴を実感できました.きれいなスコリア丘が点在しています.


日没前,東を見ると見事な影富士が!


その他,火口壁のレーザー測量も実施しました.背の高い池田先生も,岩壁に立って仕事をしているとこんなに小さく見えます.


出会った多くの人々に支えられていることを実感した4日間の調査でした.
山の自然に触れながらの調査は,地形学ならではですね.
興味があれば,ぜひご一緒しましょう!


参考:
池田 敦・岩花 剛・末吉 哲雄 (2012): 富士山高標高域における浅部地温の通年観測―永久凍土急激融解説の評価も含めて―.地学雑誌,121, 306-331.