2016 地形学野外実験A(前半)

11月26, 27日にかけて新島で巡検(地形学野外実験A)を行いました.
当日は穏やかに晴れており,行き帰りの船もほとんど揺れず,非常に天気に恵まれていました.
初日は,島南部の向山火山を一周し,特徴的な地形を観察しました.
火砕丘である大峯を眺めます.斜面の傾斜が一様であることに着目します.


抗火石の採石場から地内島を眺めます.大峯とは対照的に頂上が平坦な溶岩平頂丘です.

南端部の平坦面を観察します.海食崖に確認できる水平の層構造が,採石場で見られた溶岩と異なることに注目です.

この日の最後は間々下浦にてベース・サージ堆積物を観察します.簡単に手で削れる非常にもろい地層であることを実感しました.

夜のゼミでは歩いたルートと見えた地形を地形図上で整理し,そこから新島火山の発達過程について考察しました.



2日目は,東側の羽伏浦を歩き,ベースサージの堆積構造を観察します.透き通る海を背に,白い砂浜と崖がずっと続く景観は非常に印象的でした.

新島を後にします.よく歩いて,よく見た,巡検でした!