2023年度地形学野外実験B(山口県防府市・美祢市秋吉台)

 地形学野外実験B(3年生対象)を、2023年9月24日(日)〜26日(火)に開講しました(担当:八反地)。その様子の一部を写真でご紹介します。

初日は山口県防府市の花崗岩山地を訪問しました。
2009年に崩れた斜面は現在どうなっているのだろうか...

山へ登り、花崗岩の節理を観察しました。

一部の尾根では植生が薄く、過去の人間の影響が残っています。
他の山との違いを感じます。

2日目には、秋吉台でカルスト地形を観察しました。

石灰岩の溶食によって生じた溝を観察しました。

秋芳洞(鍾乳洞)を見学しました。

3日目には防府市で、土石流が発生した当時の状況を推定しながら歩きました。

 この記事では現地の様子のみ紹介しましたが、この授業(地形学野外実験B)では、受講者が関連する論文を調べて資料を作成し、現地で解説、現地討論を行う、アクティブラーニング形式により実施しています。
 2024年度は宮城県仙台市・丸森町での巡検を予定しています。

文責:八反地・梶田

新着論文:近似円錐面を用いた土石流扇状地上の微地形の可視化

矢澤さん(2022年卒業)の卒業論文をベースとした論文が、地形に掲載されました。

矢澤優菜・小倉拓郎・原田駿介・八反地 剛・田中 靖・土志田正二(2023)近似円錐面を用いた土石流扇状地上の微地形の可視化.地形, 44-2, 61-70.

GISを用いて扇状地の縦断面形から近似的に作成した円錐に近い地形面を利用した簡便な計算に基づき、人工改変された土石流扇状地上の微地形を可視化する手法を提案したものです。この手法を用いることによって、凹凸が小さい地形を判読しやすくなります。被災危険性の高い場所を抽出する上でも有用になる可能性があります。


地形学分野関連の集中講義

本年度中に開講される地形学分野関連の集中講義です。

  • 地形学特別講義Ⅱ(大学院)
    日時:2022年8月22日(月)~8月24日(水)
    講師:今泉文寿(静岡大学農学部)
    内容:崩壊・土石流などのマスムーブメント ほか

  • 地生態学(学群・地球学類)
    日時:2022年8月30日(火)~9月1日(木)
    講師:青木賢人(金沢大学人間科学系)
    内容:地形・地質と植生,気候変動と植生 ほか

  • 地形学特別講義Ⅰ(大学院)
    日時:オンデマンド講義,2022年9月19日(月・祝)
    担当:小倉拓郎
    内容:高精細地形情報の取得・解析と活用,UAV-Lidar実習 ほか

地形学野外実験Ⅱ:愛知川

2022年8月2日(火)~8月4日(木)に、大学院生の科目「地形学野外実験Ⅱ」の一環として、滋賀県東近江市・愛知川に行きました。巡検の様子を写真で振り返ります。

まずは愛知川の河口から少し手前あたり。
維持管理されている水害防備林の様子がよくわかります。

滋賀県琵琶湖環境科学研究センター・主任研究員の水野敏明さんによる解説。
地形発達やそれに付随する生態系保全など多岐にわたる内容を説明していただきました。

愛知川河口付近へ移動


河口から鈴鹿山脈のほうを見てみます

測量したデータは夜に解析。。

2日目はスタッフの小倉が共同研究の一環で計測している愛知川中流域
ちょうど扇状地の扇端にあたる箇所です。

その後上流に向かい…

支流の渋川を歩きます。

愛知川の段丘礫層を観察
その後、上流にある永源寺ダムを見学しました。

卒業論文発表会・ポスター賞受賞

1月7日(金)に地球学類の卒業論文発表会がオンラインで開催されました。
参加者の投票の結果、本分野4年の原田駿介さんが優秀ポスター賞を受賞しました!
おめでとうございます!
卒業論文の提出まであと少し。皆さん頑張りましょう。

本年度の学生研究テーマはこちらのページをご覧ください。

2019年度の地形学野外実験A

地球学類生の皆さん
2019年度の地形学野外実験Aの日程,行き先は以下の通りです.
期間:9月17日(火)~20日(金)
行き先:伊豆半島