新着論文:流域の地形条件に制約されるスイスアルプスの晩氷期以降の岩石氷河発達

山岳科学学位プログラム修了生の木附貴哉さんが,修士論文をもとに投稿した論文がGeomorphology誌に掲載されました。

Kizuki, T., Matsuoka, N., Ikeda, A., Matsushi, Y. and Matsuzaki, H. (2026) Topo-climatic controls on rock glacier chronology since Lateglacial period in the northwestern part of Mattertal, Swiss Alps, reconstructed by TCN dating. Geomorphology, 513, 110502.

https://doi.org/10.1016/j.geomorph.2026.110502

例えば,写真中央の奥行き1.5 kmの氷食谷の底をすべて埋める巨礫堆積物が,1.7万年前以降,どのような気候変化のもと,どのような地形変化が生じて形成されたのかなどを論じています。(UAV空撮,木附)

新着論文 & JpGU-Agu 2026年大会学生優秀発表賞受賞

藤原夏菜香さん(現・山岳科学学位プログラムM2)の卒業論文をベースとした論文が、日本地すべり学会誌に掲載されました。

藤原夏菜香・八反地 剛・森本 拓・小倉拓郎(2026)1792年眉山岩屑なだれにおける滑落崖の地形発達と土砂生産量,日本地すべり学会誌,Vol. 63,No. 4,pp. 5–12.

藤原さんはJpGU-Agu 2026年大会にて学生優秀発表賞も受賞しています.詳細は山岳科学学位プログラムのウェブサイトにて公表しています.

https://mountain-studies.tsukuba.ac.jp/2026/08/25/藤原-夏菜香さんの論文が「日本地すべり学会誌」/

新着論文:林床の地形計測を想定した低価格モバイルLiDARスキャナの運用に関する検証

髙木さんの卒業論文をベースとした論文が、地形に掲載されました。

  髙木 優・小倉拓郎・佐藤昌人・田村裕彦(2024)林床の地形計測を想定した低価格モバイルLiDARスキャナの運用に関する検証.地形, 45, 161-174.



新着論文:近似円錐面を用いた土石流扇状地上の微地形の可視化

矢澤さん(2022年卒業)の卒業論文をベースとした論文が、地形に掲載されました。

矢澤優菜・小倉拓郎・原田駿介・八反地 剛・田中 靖・土志田正二(2023)近似円錐面を用いた土石流扇状地上の微地形の可視化.地形, 44-2, 61-70.

GISを用いて扇状地の縦断面形から近似的に作成した円錐に近い地形面を利用した簡便な計算に基づき、人工改変された土石流扇状地上の微地形を可視化する手法を提案したものです。この手法を用いることによって、凹凸が小さい地形を判読しやすくなります。被災危険性の高い場所を抽出する上でも有用になる可能性があります。


新着論文:本州太平洋岸の海食凹地形における地質条件の影響

篠原さん(2021年修士課程修了)の修士論文をベースとした論文が地学雑誌に掲載されました。地質条件がノッチ・アーチ・ケーブ・トンネルなどの海食凹地形の形成条件に与える影響を示しました。ドローンによる地形測量とシュミットハンマーによる岩盤強度の測定を組み合わせました。

篠原叶実・伊藤敦哉・小倉拓郎・松岡憲知(2023)本州太平洋岸の海食凹地形における地質条件の影響.地学雑誌,132-1,33-55.



地理学会発表のち現地調査

3月28・29日の日本地理学会春季学術大会で,
院生の今村が
 三国山脈平標山の雪食裸地における夏季の侵食プロセス
との題で発表しました。

発表した翌々日には,夏季に次いで冬季のプロセスの調査へ↓

よろしければ写真をクリックして拡大しご覧ください。

スイス巡検 → 卒論調査

今年は昨年の巡検参加者(4年生)2名が,スイスを卒業研究の調査地にしています。
彼らは,本学の海外留学支援事業の「フィールドワーク・現地調査」というカテゴリーに応募し,一部旅費が補助されています。