開催報告:筑波大学高校生公開講座:地理総合ステップアップ!地理情報システム(GIS)・ドローンを使って地域を分析してみよう

7月9日(土)・8月8日(月)に、筑波大学1Dサテライトにて、スタッフの小倉とM1の原田が、「筑波大学高校生公開講座:地理総合ステップアップ!地理情報システム(GIS)・ドローンを使って地域を分析してみよう」を開催しました。当日の様子を写真で振り返ります。記事には7月・8月開催分両方の写真が含まれております。

GISとは何か?身近な生活にも使用されているGISの基本的な原理を紹介しました。

講義の後、実際にWebGISを用いて東京都の浸水想定区域を見てみました。
距離計算や属性情報の閲覧など、簡単な操作を実習形式で体験しました。

レイヤを上手に切り替えていく!!

講師の山内さん(東大・院)

午後はみんなで外へ出て…

環境調査に使用するドローンの紹介

プロポを見ながら実際に飛んでいる様子を観察

筑波山が良く見えました!

当日撮影した画像から作成した3Dデータはこちら

ドローンで作成した3Dデータの活用先として
3Dプリンタで作製した地形模型を展示。
時系列変化を読み取ってもらいました。
(北海道立総合研究機構森林研究本部・林業試験場,
北海道大学地球環境科学研究院・早川裕弌准教授より
地形模型をお借りしました)

8月開催分には松見池周辺の3Dプリントも展示しました!間に合った。。

最後はQGIS実習。デスクトップGISは皆さん初めてで、
なかなかやりごたえのある実習だったのではないでしょうか。

扇状地をきれいに表現にすべく、
ラスタデータの色の振り分けをうまく変化させています。
「ワンランク上の地図づくり」は無事達成できましたか?

力作①扇端を表現するために、連続カラーだけでなく色の繰り返しを使いました。

力作②傾斜量図の閾値を巧みに変えて、扇状地全体を理解しやすい形にしました。

力作③明るい色を遣わずに、品のある色づかいで落ち着いた様子がうかがえます。


参加者からの感想(参加者アンケートからの抜粋)

7月開催分
  • 聞きかじりで断片的にでしか理解できずにいたGISやドローンのことを、きちんと学ぶ「術」のようなものが会得できたような気がします。ありがとうございました。
  • 講話と体験をバランスよく取り入れられていて楽しかった。大学内の探検も兼ねられていて来てよかったと実感した。
  • かなり面白かった。休日を一日潰した価値はあった。
  • 大学での地理分野の概要などを少し知ることができたと言う点で、とても興味深かった。
  • 全体を通して講師の先生方の手厚いサポートがあり、それがアットホームな雰囲気を作り出していて、初めは緊張していましたが徐々に雰囲気にも慣れ、リラックスした状態で講義を受けることができました。実習も情報の読み取りや記述などで所々苦戦を強いられるなど、歯応えのあるもので達成感を感じることができました。
8月開催分
  • 少し難しい内容を扱っていたと思うが、わかりやすい解説のおかげで楽しむことができました!
  • 実習ありのプログラムで、実際に体験することによって学習が深まったと思う。3Dプリントや地図データを比較して雀島を測定してみたり、ドローンを用いて地形観察をするなど様々な体験ができ面白かった。また、最後のQGISの実習については上の感想でも書いたように難しいと同時に面白い・楽しいと思うような興味深い講義だった。本日の講義を準備してくださった先生方、ありがとうございました。
  • 学校の地理の授業だと軽くしか触れられていないGISを深堀して5時間みっちりと触れられて楽しかったし、勉強になりました。楽しくて勉強になる素晴らしい講座を企画してくださりありがとうございました。
  • 「GIS」と聞いたときにイメージ出来るものがなかったし「デジタル地図」と聞いても紙の印刷地図かスクリーンに映し出される縮尺自在の地図の違いくらいしか思いつかなかったけれど、デジタル化することで様々な用途が生まれたり、応用の範囲が広がることを学んだ。またドローンを使って簡単に地図作製が出来る可能性も感じた。
  • 今後の進路などの参考としてとても面白かった また初めてドローンについて詳しくしれて良かった